コメントアウトに惑わされるな
結局今月も1回しか記事を書いていないことに気付き、実家で記事を書く大晦日です。
今日はほんと小ネタですが一応。
しばらく前、仕事で古めのページのjspを書き換えていた時、コメントアウトに翻弄されて1時間ほど作業が止まったことがありました。
ハマっていたのはこれです。
<html> <head> <title>test page</title> <script> <!-- (function() { console.log("非コメントアウト"); })(); //--> var nextYear = 2018; (function() { console.log(nextYear + "年まであと少し!"); })(); </script> </head> <body> <p>test</p> </body> </html>
ちょっとこの画面では分かりづらいのですが、普段私が業務で使っているEclipseでこのソースを開くと、scriptタグ内の<!--
と//-->
に囲まれた部分が全て薄いブルーになります。
私は<!--
と//-->
に囲まれた部分は実行されないだろうと思って読み飛ばしていたのです。
が、このhtmlを開くとコンソールはこうなります。
非コメントアウト 2018年まであと少し!
つまり一見コメントアウトされているように見える部分も実行されるのです。
これはjavascriptが無効にされているブラウザへの対応だそうで、<!--
と//-->
に囲まれた部分が画面に表示されてしまうことを防ぐためのコメントアウトだそうです。
このことを知らなかった私は、約1200行の所々にscriptタグが挿入され、その一部がコメントアウトされていることを確認し、「これがコメントアウトされているのになんでこの挙動になるんだろう…?どこか他の箇所でjsを読み込んでいる?それともこれはサーバーサイドで実装している動き…?」などと1時間ほど悩みました。
今時javascriptを無効にしているユーザーはあまりいないように思いますが、古くから残っているソースコードにはこういう書き方が多く残っているのかもしれませんね。
今年はずいぶん初歩的なことばかり書いてきましたが、来年はもっと高度なブログも書いていきたいと思います。では良いお年を。